終了間近の展示会に伺いました。
ライアン•ガンダー
『われわれの時代のサイン』
東京オペラシティ アートギャラリー
特に今を生きる若い世代には、かなり響く内容ではないでしょうか。時間の捉え方に対して改めて向き合う内容。
特に入り口すぐで流していたドキュメンタリー映像、
「Me, My Selfie and I with Ryan Gander』が
めちゃくちゃ面白かった。
終盤に出てくるトランスヒューマニズムや、脳の冷凍保存をするアルコー延命財団の話は鳥肌モノだし、シリコンバレーが目指すメタバースの先には何があるのだろう、、、と人間が怖くなった。
そんな中、2階で同時開催されていた
『ライアン•ガンダーが選ぶ収蔵品展』が非常に秀逸な展示だった。
2021年開催のものを再展示しているのだが、開催に向けた彼のコメントに心が震える。
※全文は下記URLでご覧ください。
「身を任せてみよ、ものごとが違う光で見られるから」という彼の父の格言。
そして彼が最後に締めくくる、この言葉。
「時間をかけて、あなた自身の探検家になれ。ゆっくり行け。」
正に今展示会のテーマ、時間に対する彼の考えが表現されていました。
改めて摩訶不思議な世の中を生きているな、と狐につままれたような気分になった。
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